学会概要
今、自殺は日本のみならず、世界諸国においても大きな社会問題となっています。そして日本では1998年以降、自殺者が急増し年間自殺者が3万人を越える状況が続いています。自殺は単に自殺者個人の問題に帰すべきものではなく、広く社会の責任が強調されなければなりません。年々増加している自殺者に対し、我が国の予防対策の現状は残念ながら、不十分と言わざるを得ません。
以前からこのことを憂慮していた精神科医、心理学者等が1970年に「自殺予防研究会」を発足させ、1981年に「日本自殺予防学会」と名称を変更し、現在にその活動を引き継いでいます。
さらに2017年には法人化し、一般社団法人日本自殺予防学会となりました。
この危機感の中で一般社団法人日本自殺予防学会は、自殺予防の目的のために、地道な活動を続けています。